7.『ただの田舎』とはどう云うことか

ただ(たった)一度の田舎=良く言ったもので「目から鱗」。
                  生き物の自然の法則を知り その姿に感動

ただ(普通)の風景=特別の名所・旧跡が無いありふれた所。
              人、暮らし風景に 派手さが無く落ち着いている

ただ(無料)で触れる=入村はテーマパークのようにお金を
               払わなくてよい、拝観料なし、入館料なし。

ただ(ひたすら)見る=自分を忘れさせる景色をそこかしこに認め 
               周りの空気に溶け込みたい気持ちにさせる

ただ(なにもない)の暮らし=お金も物も無いが 心が満たされ自分
                の口に入るものを蒔いて、育てて採って

ただ(並)の生き方=毎日が脈々と繰り返される生活が当たり前の所 
              しかし平穏無事ではない。それが自然の真理

ただ(常)日を重ねる=今までの暮らし方が いかに 生き甲斐を
             感じられない毎日であったかと自問してしまう

ただ(だが)足りない=何でも身近で お金で暮らしている人には
               不便さが有る。自分で動かなくてはと痛感

ただ(しかし)これはと=悩みがありながら屈託無く生き生きと生活を
               していることに なぜかと考えさせられる

ただ(空しく)過ごせない=置かれている環境が恵まれすぎている事に
                 気が付き 何かをやらずにいられない

ただ(わずか)一本の道=人間の生き方の道は何通りもある。その人
                にとって そんな道でも光輝く道である。

ただ(ただし)何かある=覚えていた筈の原点の営みを忘れてしまった田舎。 
                   失ってはならない重大さが感じる