平岡さんとこれからについて打ち合わせ

平岡さんとこれからの取り組み体制について話し合う。これを受けて、やって行くことの見直しで一日中考え込む。

悩み込むことは面白いものだ。色々と思い巡らせ、ああだこうだと次々と浮かんでくる。この面白いと思う楽しみを、楽しみと受け止める事が出来ないと悲劇の一歩が始まるらしい。

私達は『前例にない事を独創的にやろう』と云って事業を進めて来ましたが、悩みがなかったわけでは有りません。有ったのですが価値判断の基準が有ったから迷わずにいられたのかな。不遜で申し訳ありませんが、農村活性化のモデルとして長野県の、日本のモデルになろう、と思っていたので、目標・目的を高いところに据え、活動の目指す所を決めていたのす。

高いところに据えちゃって今になって、何でこんなにいつまでも苦労しなくっちゃいけないのかなと思いますが。そこを目指す訳ですから何かあっても悩むことは有りませんでした。悩んだ時には、その様にやるには目標・目的に向かうように判断して決めて進むしかなかったのです。

かの有名な日本海海戦で歴史的勝利を収めた「東郷平八郎元帥」が、『千慮不惑』と云う言葉を書いていました。『ありとあらゆる事を思い巡らし、始めたら惑わず】、と云う意味だそうですが、まだまだそこには当たり前に至らず、ここを目指してやって行けば良いのだと自覚して、修行している自分がいるのかなあ。

水稲の不耕起こ栽培で有名な岩澤信夫先生の講演を聞いた立科町のYさんが次の様に伝えて来てくれました。【先生の開発スパイラルは「強い関心→現場→気付き→ヒラメキ→試行→データ→実施→観察→次の関心」だと思いました。】これを繰り返すこと２９年間、本当に凄い事ですね。積み上げると素晴らしい成果が得られ、評価されているのが判ります。私もまた、もっともっとやって行かないといけないと駆りたてられます。

皆さんのご協力に感謝し、これからもご指導ご鞭撻をお願いします。