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自然に接して | 信州せいしゅん村

自然に接して

4.自然に接して

お金では買えない素晴らしい自然と 良く云われますが 素晴らしいその自然が 人間は優しいたまらない魅力と捕らえています。自然は偉大なものだと 畏敬の念を以て接しています(列島改造論を云った人もいますが)。

でも他方厳しい自然も有るのです。自然を相手にして人間が、生活の中で自分の食物を得るには 非常に恐いものです。まるで縄文人のように。
いくら科学が発達した現代でも 高温、低温、干魃、豪雨 何一つとっても被害を被らずに済むことはなく 自然は気まぐれで、常に一定に優しく接して呉れたことは 未だかつてない事でしょう。

収穫、収量は 運任せ・神任せ、今でもホントお天道様(自然)任せです。 手を掛けて 尽くしても尽くしても思うように穫ることが出来ない。農業をやらないと こういう自然の当たり前の恐さ=〔思うようにならず苦しむ〕=が解らない。これが農業の厳しい、そう、自然の厳しいところです。農業を毎年毎年繰り返しているから だから諦めもつくのです。

でも待ってください 人間とのつきあいは 自然より もっと始末は悪いですよね、思うようにならず 困ったことは有りませんか。 親としてもっと云えば、子供との関係は なおのこと 変な風に(親は子より偉い)考えているだけに 困ったことは有りませんか。だからこんな体験=〔思うようにならず苦しむ〕が 私達の生活の中に当たり前にあれば人生観が変わるでしょう。 

思うようにならないのが自然であり、真理なのです。これが解れば何にでも もっと優しくと接していけるようになります。この為にも 農に携わり土に触れ農業をして汗を流し 努力の結果は自然に任せるのだと。 こんな事を自分に 言い聞かせて居ると なごやかな田舎の顔になります。 

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