1.すべては発想から始まる
半世紀、この田舎にくらしある日突然、年老いた父親が胆嚢炎で入院し、私が農業を一手に引き受けてやらなければ成らなくなりました。 両親と妻の三人、俗に言う三ちゃん農業でやっていた我が家の百姓仕事も 、近隣では広い方で篤農家の一人であった父親の入院は春の田植えシーズンを迎えて一番忙しく、とてもショックでした この先どうしようかと思いましたが いつかは自分がやらなければならない 時がくるのだからと 出来ないなりにやろうと 入院中の親に聞きながら 他に仕事を持ちながら 手探りで始めました。
どうにかこうにか田植えを終えて 毎朝の田の水見の繰り返しをいていたある朝 隣の田のおじさんが「あんた せっこいいない。おれもあと10回だ。」と 話しかけて来ました。せっこいいないとは 働き者だねと云うことですが、「あと10回」の言葉が 私の脳裏にひらめきを生み 大きな衝撃が 全身を駆け巡りました。
そうだ お米は一年に一度しか出来ないんだ、勉強して一年一年大事に働かないといけない、開いていた手がいつしかギューと握りしめられ ようしやるぞ 中途半端は駄目だぞと 生き方までを教えてくれたのです。
昔から本は好きで 又農業は お手伝い農業も楽しいと取り組んでいましたから農業の勉強をしながら それを行うのは 他人にはやたら真似の出来ない 最高の贅沢だと思ったのでした。 物事は考え様!!、 すべては発想から始まるのです。
すべては発想から始まる
1.すべては発想から始まる
半世紀、この田舎にくらしある日突然、年老いた父親が胆嚢炎で入院し、私が農業を一手に引き受けてやらなければ成らなくなりました。
両親と妻の三人、俗に言う三ちゃん農業でやっていた我が家の百姓仕事も 、近隣では広い方で篤農家の一人であった父親の入院は春の田植えシーズンを迎えて一番忙しく、とてもショックでした
この先どうしようかと思いましたが いつかは自分がやらなければならない 時がくるのだからと 出来ないなりにやろうと 入院中の親に聞きながら 他に仕事を持ちながら 手探りで始めました。
どうにかこうにか田植えを終えて 毎朝の田の水見の繰り返しをいていたある朝 隣の田のおじさんが「あんた せっこいいない。おれもあと10回だ。」と 話しかけて来ました。せっこいいないとは 働き者だねと云うことですが、「あと10回」の言葉が 私の脳裏にひらめきを生み 大きな衝撃が 全身を駆け巡りました。
そうだ お米は一年に一度しか出来ないんだ、勉強して一年一年大事に働かないといけない、開いていた手がいつしかギューと握りしめられ ようしやるぞ 中途半端は駄目だぞと 生き方までを教えてくれたのです。
昔から本は好きで 又農業は お手伝い農業も楽しいと取り組んでいましたから農業の勉強をしながら それを行うのは 他人にはやたら真似の出来ない 最高の贅沢だと思ったのでした。 物事は考え様!!、 すべては発想から始まるのです。