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チームの基本的考え方 | 信州せいしゅん村

チームの基本的考え方

小林 様

お世話になります。

多数の学校さんをご送客して頂きまして誠にありがとうございます。謹んで厚く御礼申し上げます。

さて、今回、以下のとおりの旅行行程表が送られて来ましたが、私には見慣れない聞いたことのない宿泊施設で宿泊されるようになっています。

詳しいことをお聞きしたところ、料金の違いでそちらになったとお聞きしましたが、私は次のように考えます。もし、私の考え方で駄目だと言うことであれば、私は今回も含めてこれ以降、受入をお断りしようと考えております。

まず、作成してお配りしてありますパンフレットにも書いてありますが、私達は地域活性化を目指して活動し、周辺宿泊施設様とも協力し合って、小林様もご存知の通り、誘客活動として台湾商談会にも参加し、訪日を働きかけて来ています。

ところが、今回はこのチームでの宿泊施設で受入出来るモノと喜んでいましたが、料金の違いで、よその施設に宿泊するとの事です。

呈示宿泊料金が不当に高額ならいざ知らず、現時点では誰でも努力している結果の金額提示だと受け止められるにもかかわらず、今回の宿泊料金は不当ダンピングと思われる価格です。

これでは地域活性化には繋がらず、周辺施設に対して、ダンピングを強いることに繋がり、結果的に益々悪い方向にしか成りません。

もとより、私達は地域活性化の為に活動を展開しているわけで、これでは本末転倒、私達のほっとステイ受入が、ダンピング合戦を行う、悪いことに荷担する受け入れ事業になってしまいます。

これでは居たたまれません。

結果的に周辺を苦しめる形になるとすれば、私自身が悪いことを助長する情けない人間になってしまい、私はやりたくありません。

私は日本も含めて海外のお客様に、昼間だけの農村生活体験の場を提供をしようと考えていて、宿泊まで来て欲しいと願ってはおりません。

現に日本人の宿泊受入は全くやっていませんし、海外からの訪問者だけ特別に国際理解を深めて貰う為の貢献だと考えて受入を行っています。

昼間だけ来て頂いて、日本人の生活振りや環境、考え方を知って貰いたいと受け入れし、泊まるところは周辺の宿泊施設に泊まって貰いたいのですが、どうしても生活体験の延長上の、宿泊までしたいとの希望に、不承不承応えているのです。それにはパンフレットにありますように、周辺宿泊施設様に宿泊をして貰う事を条件にしています。

今後もほっとステイにお越し頂ける学校様も有ろうかと思いますが、この様な地域活性化活動の延長上に、ほっとステイでの受け入れを行っておりますので、この考え方を良しとせず、あくまでも御社の考え方で宿泊施設選定を進めて行くお気持ちで有るとすれば、私は御社からのご送客はお受けできません。

私達のほっとステイ事業は各地で活動拠点があり、それぞれ受入を行っていますが、全ての拠点で受入をお断りします。

私達以外の他のエリアでも同様な農村生活体験の受入を行っていると思いますので、そちらに変わって貰って結構です。

私達の取組をご理解して頂いきたいのですが、如何でしょうか。

どうぞご賢察のほど宜しくお願い致します。

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