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2008年3月15日

●原村・農業実践大学校に学ぶ

9時30分過ぎ、久し振りに岡谷の友人宅へ用事兼遊びに行く。用事を済ませて『どこかに行こう』となって、後学のために(学習旅行の受入を行っているので、沢山の受入をやっている地域を見たい)原村の『八ヶ岳農業実践大学校』に行くことにする。

諏訪市・茅野市を通って原村に向かう。此処の地、八ヶ岳の裾野に広がる風景は、私達東信(東信州)とは全く違う風景です。まるで同じ長野県でも別世界に来たようで、北海道で昔、接したことがあるかなと思いだしてしまう。

なだらかな傾斜で、畑が大きく広がって続いていて、所々に林が見え、固まっている集落の向こうには、遠く離れて低い山が連なっている。田圃はと言えば、畑の間の低地にかろうじて見て取れるぐらいだから、よく見ないと判らない。水には苦労したことが想像できます。兎に角、開放感のある広大な大地になっている風景は、長野県でも此処だけでしょうね。

11時に原村の八ヶ岳農業実践大学校へ到着。この大学校には農業という仕事に就きたい人がたくさん居て、高卒・大卒・Iターン・定年帰農と有りとあらゆるケースの人が農業を目指して、農業実習しながら学び、働いています。そして地域特性を活かした酪農・養鶏etcが有りますが、ただ単なる飼育だけでなく、加工も学べます。色々な事が学べていいですね。

冬なので各施設は閉鎖されていて自由には見えませんでしたが、直売所がただ一箇所開いていました。ここには大学校で生み出される野菜から始まりミルクやチーズ、パンやお菓子類まで所狭しと並んでいて、冬以外の時期の盛況さが偲ばれる品揃いです。

喉が渇いていたのでアイスクリームを買い求め頂きましたが、最高。良いですよ。ハチミツも農場の直ぐ下で飼育されていますとのことで買い求めました。先日のハチミツとは大違い。こんなに違いがあるのに、先日の品もハチミツで通るのですから厭になりますね。

その後、原村のお隣、富士見町の蕎麦の活性化施設『おっこと亭』で昼食に蕎麦を食べる。結構な数のお客様がいて驚きます。車のナンバーを見ると、首都圏からも来ていることが判ります。中央道の脇にある立地条件の良さが、武石と違って羨ましい限りですね。蕎麦は美味しかったですが、「揚げ蕎麦掻き」も美味しかったです。

折角此処まで来たので、山梨まで足を伸ばしてみようと、山梨県境まで行ってみることにして、道の駅『蔦木(ツタキ)宿』でお茶を飲み、いざ山梨県へ。

急カーブの下り勾配の国道を下って山梨方面にいくと、県境の橋に辿り着く。『この橋が県境だ』と懐かしさが甦ります。長野県と山梨県の境の、標高差と隔てている川。高速道路が無かった時代、この道を通っていた頃の事が鮮明に思い出されます。東京へ行くときも帰るときも、此処を通過するたびに風景が変わり、違いに驚かされていた38年前頃から5年間ぐらいかな。

王滝村に行って体験会に参加していた大高木さんから無事に終了して、お見送りをしましたと連絡が入った。ご苦労様でした。上手く行ったようです。

最後は、茅野市の『尖石遺跡』に立ち寄る。国宝の『縄文のビーナス』が出土した事で有名ですが、ご存知ですか。縄文時代や弥生時代といわれた日本人の先祖の暮らしぶりに、現代人が見習う事が沢山ありますが、『現在の生活価値観では難しい』となるのでしょうが、これからの人間の暮らしには避けて通れない事に気が付かせて呉れますが、如何でしょうか。行ってみて下さい。