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2008年3月21日

●県庁へ

9時に出て丸子の信州銘醸さんで、今日使う『the幸村』の試飲酒を手に入れ長野市へ。

11時に食品工業研究センターへ。食品バイオの担当部長と寒晒し純米酒『the幸村』の事について、成分分析やアドバイスを頂きたいと相談に伺う。話しの中で、何回も何回も試飲して貰ったので、『どうですか、このお酒は』とお聞きすると、『どう表現するかですね。この種のお酒を。小林さんならどうしますか。キャッチコピーをどう作りますかねー』と水を向けられる。禅問答みたいですね。そして『成分を言っても駄目ですね。うまい表現はないかなー』

『同じようなお酒は寒晒ししなくても作れますか』とお聞きすると、『数値的には出来るかも知れませんが、雑味は有りますね。寒晒ししたから雑味は出ないのでしょうね』。物静かに語っていただきました。

寒晒しの事が書かれているラベルの最後の部分をしきりに覗き込んでいたので、私が『特許申請中と書いてありますが、どうですかね』とお尋ねすると、『お酒で出してあるのですか』。私は『アルコール飲料で、すべてで出してありますよ』と返事すると、『へーそうですか』。

私はさらに『ところで寒晒しでの特許はどうですか』とおたずねすると、『聞いたことがありませんね』とのこと。期待が膨らみますね。12時30分辞して県庁へ。

1時、県庁のホールで、立科の吉澤さん、真田の山崎さんと大久保さんと待ち合わせして、信州長野県観光協会の恵崎常務と竹内部長とお会いする。

先だっての九州学習旅行誘致推進で得た情報をお話し、『その対策を進めるために、こうしてみんなで伺ったのです』と話し合いに入る。こちらで考えている方法をお話しすると、『県全体は学習協議会で作ればいいですね。地域版はみなさんをお手本にして、作りたい地域が作ればいいですね』と驚きの踏み込んだ返答を頂く。これからの行動に協力を頂けることをなった。

用件が済んだら、台湾から農村体験に、60歳代の人が10~15人ぐらいで10日間の予定で来るので、受け入れをして欲しいと頼まれ、真田で対応しましょうとなる。

2時に観光部観光振興課の仁科係長に、私たちがやろうとする九州を含めた観光の取り組みへの協力をお願いしに伺い、お話しすると快諾を頂く。吉澤さんからの問いかけにも本音で答えてくれて、最後には『皆さんのことは、県下81市町村と同じように受け止めています。皆さんは82番目の村ですね』と言っていただく。とても有り難いお話しをしてもらってしまった。上手ですね、その気にさせるのは(ゴメン、ひねくれ過ぎかな)。

2時45分、農政部農業政策課の小林課長とお会いしをお渡しし、今年の出来は昨年よりさらに上質になっていますよと言葉を添え、『武石に寒晒しの視察にお越し下さい』とお勧めする。予定をしてみる検討をしていただけることになった。

県庁を離れ、4時に丸子の信州銘醸へ行き、、『the幸村』の瓶詰めの立ち会いと試飲会。大高木さんが飯田さん、鈴木さん、宮崎さん夫婦の4人を車でのせてきてくれていた。作業工場内で作業風景を見せて貰い試飲をさせて貰う。皆さんこれはおいしい、これは美味しいを連発していた。良かった、今年もいいぞ。

その後、中川大工さんの所で『ふるさと回帰予備校』の看板を頂いて、そして改修予定の伯母さん宅を見ていただく。サンルームを作ることになっていたのでサッシ屋さんにも来てもらい、立ち会い。

5時30分、事務所で大高木さんと、このところの活動をふりかえっての反省と評価を語り合う。