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2008年1月30日

●中国中学生ほっとステイ

午前中、『ふるさと回帰予備校』の看板を作ろうと、欅の板を中川大工さんに届ける。刻み場で気取りを立会、良い板が取れそうで、仕上がりが楽しみです。

帰宅して車庫へ車を入れたら、脇に瓶詰されたケースが置いてあった。搾油を頼んであった『エゴマ』が木曽の上松町から届いていたのでした。普及センターの桜井さんが届けて呉れたのですが、生憎と私が留守で妻が受取っておいた『エゴマ油』は、綺麗なコハク色した油でガラス瓶に入っていて、どんなものかが楽しみです。

2時15分、定刻に中国深セン外国語学校の中学生たちが、長和町の道の駅『マルメロの駅』に到着。ほっとステイ&民泊に来たもので、長野県・観光協会の恵崎常務理事に先導されてやってきました。県もインバウンドとして、外国からの観光客を増やそうとして誘致活動をおこなっていますが、全国的には14番目にランクされる観光客数なので力が入っており、今回はその一環で受け入れを行い、バスはこちらに2台、立科に2台の合計4台、186人です。

いつものようにバスで各家庭に配って歩きました。訪問者の「名前」と「歓迎」の中国語文字で書かれたカードっを、掲げて待ってくれた受け入れ家庭に中学生をお願いして、先生方と添乗員を我が家に案内しました。

中国にも農村部はたくさんある中で、今回の行事の目的を先生にお聞きしてみたら、『中国の農村部は、生活水準が苦しく、しかも環境は悪化していて困っています。日本の農村の暮らしぶりと周辺の環境を見せ学ばせ、これからの中国に生かしたい。』と話してくれました。凄い目的意識ですね。

お茶のみ後、受け入れ家庭を回って歩きましたが、村の中を車で走っていると先生方は『綺麗ですね、美しいですね』の連続で言いますので『そうですかね、普通ですよ』と答えたら、みな一様に驚きました。『中国の農村部は全然違います。環境を守らなくてはという意識が全然ないですね、これからは環境を守らなくてはいけないです。』と話してくれましたが、話と行動が伴っていないようです。

行った先々では、各家庭での交流風景をテレビ局が取材に入り、インタビューを繰り返されて大変です。でも家庭は上手に、受け入れを普段どおりにやってくれていて助かります。先生方も楽しそうに歩かれました。

夜10時前に、日本のテレビニュースを見ますかと言って、スイッチを入れたら『毒入りギョウザ』の話がトップニュース。ちょっと気まずいなと思ったが、そのままつけて通訳を介して環境論議。良い体験がこちらもできました。